2018-01-01から1年間の記事一覧

第二部 20五郎ちゃん 21荒ぶる魂の叫び

1982年、順調に売り上げを伸ばしていたソフトバンクに思いがけない難問がふりかかります。 それは、当時人気のあったパソコン雑誌三誌の広告掲載の拒否でした。 この拒否により、日本一のコンピュータ雑誌を作ってみせるという孫さんの熱い情熱が燃え上がり…

第二部 18 事を成す 19 先見の明

日本ソフトバンクは福岡から東京に拠点を移したものの、事務所は机二つ借りただけのものでした。 ある日、上新電機の藤原睦朗という男が孫さんがソフトの品揃えの仕事をしたがっているが、仕事をさせてくれる相手がいなくて困ってるという話を聞きつけて電話…

第二部 17 巨人と天才

日本に戻って1年半が過ぎ、孫さんは自分が生涯をかけてするビジネスはコンピュータ業界だと確信します。 1981年の9月、日本ソフトバンクを設立し、パソコン用のソフトウェアの流通ビジネスをします。 毎年開かれる家電・エレクトロニクス業界の展示会、エレ…

第二部 16 青春のドン・キホーテ

この章では孫さんが大学卒業するところから始まります。 アメリカの一流大学といえばハーバード、イェール、UCバークレーと言われていますが、孫さんはバークレーを卒業した後、ハーバード、マサチューセッツ工科大、母校の大学院から学費免除の条件付きで勧…

第一部 15 バークレーの春

孫さんは大学4年生にして、一流のビジネスマンになっていました。 レストランにゲーム機を置いてもらうよう交渉し、断られても全くめげません。 ある日、ゲーム機が壊れて客が文句を言っているという連絡を受けた孫が駆けつけたところ、原因がまさかのコイン…

第一部 14 夢追い人

この章では大学時代のシャープとの契約したところへ戻ります。 シャープとの契約に成功し、会社もオークランドの空港の近くへ移し、社名をユニソン・ワールドと変えます。 また、ビジネスパートナーであるホン・ルーの肩書きも「雑用」から「プロジェクト・…

第一部 13 志士のごとく

この章では、戦国武将に憧れていた孫少年の中学から高校にかけて書かれています。 いちばんすごいと思うのは織田信長。 いちばん好きなのは坂本龍馬。 だったそうで、 「すごいというのはなかなか自分がなれそうもない人物、好きというのはどこか欠点があり…

第一部 12 あこがれ

この章では孫少年の中学時代について書かれています。 二学期になり、孫一家は少年のために教育レベルの高い学校のある福岡市に転居し、名門中学校に転校しました。 もともとサッカーをやっていた孫少年ですが、この中学校にサッカー部がなかったため、剣道…

第一部 11正義の誇り

孫さんの父は、つねに正義であれと願って、「正義」と名付け、この名前には親の期待が込められていました。 父は、物事にこだわらず、いつも明るく、他人とは違う生き方をすることに価値を見出していたが、これが孫さんに大きな影響を与えました。 ここで少…

第一部 10 契約成立

音声付き電子翻訳機の試作品を孫さんが 日本のメーカーに売り込みに行くところから始まります。 大企業からほとんど相手にされなかった孫さんは、大阪の弁理士会に電話し、シャープに詳しい特許事務所を紹介してもらうことに成功しました。 当時シャープの技…

第一部 4異端児 〜 9結婚行進曲

この章では、孫さんがホーリー・ネームズ・カレッジに入学したところから書かれています。 この大学での試験前、たいていの学生は学校のテストをおそれるなか、孫さんは悪性のインフルエンザにもかかわらず、嬉しくてたまらなく、このときの試験はいままでの…

第一部 1 男の出発 2 飛び級 3人生の衝撃

この章では、主にアメリカでの孫少年について書かれています。 少年は、4週間のアメリカでの語学研修で、アメリカの学生が、国籍を気にせず、人とぶつかり合うことを目の当たりにし、高校をやめて、アメリカに行くことを決意します。 アメリカの高校でレベル…

第一部 序 〜正夢〜

これから井上篤夫氏が書いた「孫正義正伝 完全版」を読んで思ったことをこのブログに書いていこうと思います。 孫正義。 この男は誰もが知るソフトバンクグループの創業者であり、日本の実業家です。 そんな孫正義氏の人生は 挫折からはじまったそうです。 …